Galaxy S9の設計開発が本格スタートしたそうです!

これは楽しみですね!

先日、サムスンのフラッグシップモデルである
Galaxy S8とGalaxy S8 Plusが公式発表されたばかりですが、
三星(サムスン)電子は、
来年上半期にスマートフォン
「Galaxy S9(仮称)」シリーズの開発を開始した。
今年の新しいGalaxy S8シリーズは、
前回モデルの販売前から始まっています

サムスン電子は、5月5日のエレクトロニクス業界会で、
最近、サムスンディスプレイとGalaxy S9ディスプレイの
サンプル開発し始めたと発表した。
タイミングは過去に比べて約6ヵ月程度早いスタートです。
Galaxy S9は、今年下半期に新しいGalaxy Note8(仮称)が
発売される7月〜8月に部品サンプルの開発を開始する。

Galaxy Note 8の場合、
プロジェクトコード名は「Great」に設定されていますが、
Galaxy S9はまだコードネームすらなく、
世間から「Galaxy S9」と呼ばれています。
エレクトロニクス業界の会長は、
「先月末からGalaxy S9ディスプレイのサンプリング開発担当者が生産に入り、この4月中旬にサンプルを供給する」と述べた。
「ディスプレイだけが最初に開発されているが、その後の開発は1ヵ月後にスタートするだろう」と述べた。

Galaxy S9ディスプレイは、
従来のGalaxy S8シリーズと仕様が似ていますが
、開発の初期段階ではあまり知られていません。

Galaxy S8シリーズには、
5.8インチの標準モデルGalaxy S8と
6.2インチの大画面Galaxy S8 Plus(+)の2種類があります。
左サイドフレームと右サイドフレームを削除(ベゼルレス)し、
スペースをディスプレイに埋め込むことで
画面サイズを最大化するのが魅力の一つです。

Galaxy S9は同様の表示サイズ(5.8インチ、6.2インチ)と
機能(ベゼルとバーチャルボトムキー)の2種類があります。
(今回もサムスン電子は折り畳み式のスマートフォンではない。)

サムスンのワイヤレス部門のゴ・ドンジン(Goh Dong-Jin)社長は、
「フォルダー型(折り畳み式)のスマートフォンを準備しているが、発売日はまだ決定されていない」ギャラクシーS8開梱会議で述べている。

Galaxy Note 8は、ノートブック・シリーズに仮想ボトム・キーを導入し、
ベゼルスタイルを維持するための最初の製品と言われています。
Galaxy S8の表示機能はGalaxy Note 8に置き換えられました。
これにより、Galaxy Note 8の画面サイズは6.32インチになると予想されています。

Galaxy Note 8の発売時には Galaxy S9の全体像がはっきりと見えそうですね。

Galaxy S9に搭載予定 In cellタッチディスプレイとは

わかりやすく言うと薄型・軽量、スマホ向けタッチパネル&液晶ディスプレイ

スマホの画面は、指で触れて操作するタッチパネルです。タッチパネルには大きく分けると、
液晶ディスプレイ上にタッチパネルを貼った外付け型、そしてディスプレイとタッチパネルが一体化されたタッチパネル内蔵型になります。

また内蔵型は、光の透過率を高め、薄く軽く、電子機器に適した仕組みです。

内蔵型の中でも、液晶ディスプレイのガラス基板の上にタッチパネル機能を載せたものを「オンセル」型、タッチパネル機能をTFT液晶セル内に内蔵したものを「インセル」型と言います。

インセル型タッチパネルの構造の一例。液晶ディスプレイのTFT内にタッチパネルの機構の一部(または全部)が組み込まれて構造は複雑になるが静電容量式タッチパネルを、薄型に作ることができます 構造上、インセル型>オンセル型>外付け型の順で、左に行くに従って光を遮るものが減って、より明るいディスプレイが作れるようになります。
またパーツが減るためより薄く、より軽いディスプレイを作れることになります。

一方、インセル型ディスプレイは、ただでさえ繊細な液晶ディスプレイの構造に、より複雑な回路を組み込むことになり、製造工程がより難しくなります。
そのため収益が出るよう製造の歩留まりを上げるには、メーカーの技術力が必要になります。

iPhoneではでは、(5以降)でインセル型ディスプレイが使われています。
パネル製造メーカーのうち、日本のメーカーでは、2015年4月現在、ジャパンディスプレイがインセル型低温ポリシリコン液晶の量産を開始しています。
また、シャープも2015年6月頃をめどに、インセル型IGZO液晶タッチパネルを市場へ投入することを発表しています。

液晶ディスプレイの配線を共用、少ない配線でタッチセンサー

画面に指がタッチしているかどうか判定するには、画面上の電気的変化を検知することで行う「投影型静電容量方式」がよく使われています。
この仕組みでは、画面上に電極が並べられ、その電極の間に、一定量の電荷が蓄えられています。蓄えられる電荷の量のことを「静電容量」と呼びます。
人間の体は電子を引き寄せる性質を持っているため、電極に指が近づくとこの静電容量が減ります。
タッチパネルは画面上の点を順にスキャンしていって、この静電容量を一点ずつ計り、静電容量の変化している箇所を見つけることで、指がどこをタッチしたわかるわけです。

ちなみに、よく手袋で「スマートフォン対応」とうたうものがあります。これは電気を通す性質を持った繊維(導電性繊維)を使っています。
これにより、指がタッチパネルに近づくと、繊維越しに電子を引き寄せることで、タッチパネルにとっては指が近づいていることがわかるようになっています。

静電容量方式のタッチパネルでは、
この静電容量を計るために画面上に電極を設置しなければなりません。
インセル型タッチパネル液晶は、TFT内と、
もう一点の電極を液晶パネル内のどこに作るかは製造元によってまちまちです。

ソニー、東芝、日立製作所の中小型液晶パネル事業を
合併して設立されたジャパンディスプレイでは、
ソニー由来の「Pixel Eyes」という技術を使用した
インセル型タッチパネルを製造しているのですが、
その「Pixel Eyes」では、
VCOM線と呼ばれるTFT基板に設置されている箇所と、
ディスプレイの上面に近い、
カラーフィルタ基板の上にITO(酸化インジウム・スズ)で
形成された電極層の間の容量変化を計ることで、
指がどの画素をタッチしたことを検知する構造となっています。

TFT液晶ディスプレイでは、画素ごとにトランジスタが形成されていて、
スイッチングを行っています。
VCOMは、トランジスタのソース電極に接続され、
画素の電極との間で液晶分子に電界を加えるために設けられています。
つまり、TFT液晶ディスプレイであればVCOMが存在するわけです。
「Pixel Eyes」を始めとするインセル型のタッチパネルでは、
タッチの検知に必要な回路を、
液晶ディスプレイの駆動に必要な回路と共用することで、
外付け型やオンセル型の液晶ディスプレイと比べ、
配線数を大幅に減らしていることが特長の1つと言えます。